幾何学な暮らしとコツコツ投資の手帖

40代で転職するも、収入激減。諦めずiDeCo、NISAでインデックス投資でコツコツつみたて。地道系ブログです。

投資の準備、その1。「自己許容リスク」を知らねば。


 看板に偽りあり。ブログタイトルに「コツコ投資手帖」と付けたはいいが、ほとんど違う内容。気にはなってたんですよ(-_-)

なので今日は「投資」のお話。
といっても、実際に株式を買ったりする前に、まず一番に知っておくべき事、「リスク」についてです。

「え~、地味。つまらん」ってなりますかね(笑)
「利益」を出そうと思って投資するのに、やる前から「リスク」ってヤル気なくす話題。

でも、投資を始めようと思っても、「商品がありすぎて、自分にはどれがイイのか全くわからない~」ってなりませんか?
そんな時にすることは「どれが利益を出しているか」を調べることではありません。
まずは「リスク」を知る事、これが一番近道でおススメです。

「リスクって株とかが値下りして損することやろ~。わかってるし。」って思っていませんか?私は思ってましたよ(>_<)

一般的な「リスク」は「危険」という意味です。しか~し、投資の世界で使われる「リスク」は少し違ってたんです…。

「言われんでも知ってるでー」って思っていても、まだまだ「あなたの知らないリスクの世界」、あるかもしれませんよ。

ご興味持っていただければ幸いです(*'▽')

 

 投資の「リスク」とは?

 

 「リスク」について変わった記事を「三菱UFJ国債投信」のサイトで見つけました。
その名も「リターン÷リスクとは?なおちゃんの婚活編」

「2人の男性、どちらが結婚相手にいいかしら?」と悩む女の子が母親に相談します。すると母親が、それぞれの収入をもとに「リスクとリターン」について説明してくれます。
(詳しく知りたい方は是非、サイトを直接見ていただきたい。三菱UFJ国債投信

このご時世、大丈夫だろうか?と思う設定だけれど…。
確かにわかりやすい、というか頭に入りやすいには違いない。

懸念する点はありますが、あくまでも例えとして、この設定を参考にさせて頂き、ここではリスクについて一枚の図で表してみました。

f:id:kotsukotsu-techou:20170902150232j:plain


投資の世界で「リスク」とは、
「値動きの振れ幅の大きさ」
「結果が不確実であること」
といった意味で使われています。

この場合、
会社員のやすお君は、収入はほぼ一定で大きく増えることも減ることもありません。
一方、バンドマンこうじ君は100万円ほど稼げる月もあれば、経費が掛かるのか赤字の月もあり、グラフは上下に大きく振れています。
この先、一流アーティストになるか?解散してしまうか?全く予想がつきません。

つまり、こうじ君の方が「リスクが高い」と言えます。
(あくまでも例えとして、ご了承下さい…)

投資でも値動きの少ない「リスクが小さい」ものと、激しく値段が上がったり下がったりを繰り返す「リスクが大きい」商品があります。

収入は給与明細を見せてもらわないと分かりません。
だけど株や投資信託では、運用実績データや、投資リスクなど商品の特色が書かれた目論見書という書類が公開されていて、誰でも詳しく知る事ができます

 

嬉しさは共通。痛みは人それぞれ。

 投資をするとき、「いくら利益を出せるか?」で商品を選ぼうとしてしまいがちです。
金融機関でも「何%の利益を出しています!」の説明は大きく目につきますが、「この商品は元本保証ではありません」の文言は、うっかり見落として欲しいのかと思うほどに、小さく書かれていたりします。

でも投資をする時重要なのは、繰り返しますが、大きく書かれた「利回り」が一番ではありません。それよりも何よりも、どこにも書かれていない自分はいくらまでの損失なら耐えられるか?」をしっかりと考えて欲しいです。

もし100万円投資したとして、たとえそれが1万、2万だとしても誰も困ることはないですよね。もちろん数十万円の利益なら誰でも嬉しいはず。
でも、それが値下がりした時はどうでしょう?
「30万円位までのマイナスなら大丈夫、値上がりするの待てるわ」って人もいれば
「3万円下がっただけでも、無理。これ以上損したないからスグ売ってしまおう」って考える人もいますよね。
その人の資産や、家族構成、性格などによって全く違ってくるはずです。

損失の可能性が少なければ、利益は少ない。リスクは小さくなります。
逆に大きな損失を覚悟できるなら、利益も期待できますが、当然リスクも大きくなります。

自分が耐えられる損失額が分かれば自己許容リスク、自分が取ることが出来るリスクの大きさが分かります。

 

リターンあればリスクあり

 

昨今「お金に働いてもらいましょう」「貯蓄から投資へ」的なフレーズとともに、雑誌やテレビ、ネットでも投資情報があふれています。
そしてIDeco(イデコ)やNISAの登場で、その勢いは増すばかり。

完全に「投資ブーム」と言って良いのではないでしょうか?
しかし、この「ブーム」に共通する落とし穴は「いいところばかり取り上げられがち」なこと。
たとえばダイエットででいえば「りんごダイエット」「バナナダイエット」など。手軽で効果大な側面ばかりで、栄養障害などのリスクにはほとんど触れられてなかったです。

よく考えれば誰でもスグにわかるのに、「キレイになりたい」「痩せたい」っていう思いで頭いっぱいで、それ以外のことは深く考えなくなってしまってる。

投資であれば、当然「お金を増やしたい」っていう願望ですよね。

「ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン」

誰でも知ってる、こんな言葉を忘れてるか、自分は大丈夫と思ってしまうのか…。

「この方法ならスグ儲りそう」「この商品なら損しない」とか思うのは全然自由。
だけど、その願いが叶わなかった時に起こる全ての事は、自分が原因です。

「投資は自己責任」

これから投資はじめる方、「どんな商品があるのかな?」の前に、まずは「自分はどれくらいの損に耐えられるのか?」、自己許容リスクについて考えてみませんか?

自分にあった投資方法がグッと選びやすくなりますよ(*´з`)

 

 リスクは続く

 

話戻りますが、結婚相手に考えるのは「収入」だけではないように…
投資も「価格」だけがリスクではありません。
そして、そのリスクをコントロールするには?も重要ですよね。

書きたいことはいっぱいあるのですが、全く追いつかないっ(>_<)
今日はひとまず、『投資の準備、その1』とさせて頂きました。

 商品購入のようなテンション上がる内容ではなく、全く地味な話でしたが私はスゴク重要だと思ってます。
なのでしつこく『その2』と続けるつもりです(笑)

自分のこれまでの全くデキのよろしくない投資経験からでも、何か参考になることを、お伝え出来ればと思い書きました。

参考になるかなぁ、なればいいなぁ、
なるもの書けよってことですよねぇ…。

精進してまいりますので、今後もお付き合い頂ければ幸いです(*'▽')