幾何学な暮らしとコツコツ投資の手帖

40代で転職するも、収入激減。諦めずiDeCo、NISAでインデックス投資でコツコツつみたて。地道系ブログです。

今年も残り3ヶ月。元CA訓練部長が書いた本を読んで振り返る。

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FP1級学科試験を終え、ようやくちょっと一息。
久しぶりに我が癒しスポット、図書館へ行ってきました。

読みたい本はたくさんあれど、なかなか時間がとれなかったのが辛かった。
その反動で目に付く本をごっそり借りてきて、今は至福のひと時を過ごしています。
借りてきた本の中の一冊、

「元CA訓練部長が書いた 日本で一番やさしく、ふかく、おもしろいホスピタリティの本」(中村真典 著)

これが思いのほか(失礼…)考えさせれた本でした。

 

「レンガを縦に積む」

 

内容は元CAの方が「ホスピタリティ」について書かれています。

『サービスとは何か』『お客さまに感動していただき、リピーターになってもらうにはどうすればいいか』『笑顔』について。


クスリと笑えるご自身の失敗談や、ほっこりとするおばあちゃんのお客様の話、文化の違いがわかる海外訓練生の話など、それぞれ短い文章で読みやすく、読みながら何度も「なるほどなぁ」となりました。

その中でも特に、ハッとした言葉がこちら。


「レンガを縦に積む」


著者が先輩CAから語られたそうです。

「よく経験を積み重ねる、っていうじゃない。一年がレンガ一個だとすると、毎年それを積み重ねていくイメージ。当然、だんだん高くなっていく。CAってね、レンガを縦にじゃなくて、横に積んでいる。つむとも言わないか。横に置いている気がする。確かにレンガの数は増えていく。ただ、ちっとも高くなっていかない。数だけ増える。この仕事は相当意識して縦に積み重ねていかないと、気がつくと横に置いているよ」

引用:元CA訓練部長が書いた日本で一番やさしく、ふかく、おもしろいホスピタリティの本、著 中村真典


CAといえば、多くの人が憧れる職業のひとつ。
私からすれば、そんな職業に就いた人達は元からとっても優秀で、
CAを続けていれば自然と経験を積んで、いつのまにかさらに素晴らしい技術と知識が身に付いてる、みたいに思ってた。

でもそんなことは全くなく、
意識してなければ経験を自分の身に着けることはできないと。
他の人からみたら優秀だと思われる人でも努力が必要なのだから、私などいわんや…。

日々の生活に流され、気がつけば何もなかった、なんてことになりかねない。
いや、なるな。

何気に手に取った本でしたが、うすうす気がついてはいたけど、目を背けていた恐ろしい事実をあらためて突き付けられました。

 


今年も気がつけば残すところあと3ヶ月。
この一年、経験を積むことは出来たのでしょうか?

反省しかない…。


図書館は、やっぱりいいですね。
買うとなると、自分がすでに興味のある分野が選択肢になってしまうけど、図書館だと「ふ~ん、こんな本もあるんや。全然知らんけど、ちょっと読んでみようかな」ぐらいの軽い気持ちで手に取れる。
思いがけない出会いがあります。


図書館通い、しばらく続きそう。